外国人のライトな挨拶
外国人(てゆうか欧米人)はライトに挨拶する。海沿いをチャリンコで走ってると、犬の散歩してる外国人が微笑みかけてきたり会釈してきたりする。
こちらもニッコリと微笑みを返したりするんだが、今ひとつ上手くできない。そりゃそうだ。こちらは慣れていない。
でもよく考えてみたら、単なる慣れの問題ではないようだ。心の奥に小さな抵抗があった。
彼らは相手を選ばずにああしてフレンドリーに振舞っているが、私がフレンドリーに振る舞うのは外国人相手だけだ。日本人とすれ違っても微笑んだりしない。要するにダブルスタンダードなのだ。
唯一基準があるとすれば、相手が挨拶してくれたからそれに返しているという言い方になるか。
いずれにせよ相手が欧米人かどうかで対応を変えているのだから、やっぱり嘘を吐いているような後ろめたさがあり、それで上手くやれないようだ。
どちらかに倒さないと、いつまでもダブルスタンダードのままだが、全てのすれ違う日本人に微笑みかける勇気が無い。
相手は自分と同じシャイな日本人だ。コテコテのモンゴロイドフェイスのこの私から、いきなりフレンドリーに挨拶されても、私と同様戸惑うこと請け合いだ。
会社ですれ違う社員にも「ハーイ」とか挨拶しなきゃならなくなるが、日本人社会では受け入れにくいだろうなあ。
以前、「こんにちは運動」というのを実践していたことがある。廊下ですれ違うたびに「おつかれさまです」とか言うのに違和感があったので、「こんにちは」に切り替えたのだ。
社長にも「こんにちは」で通してたんだが、途中で疲れてやめた。あまりにも周囲と異なるから。
それはさておき、私は外国人から挨拶されやすい気がする。今日も車を運転している米軍兵から会釈された。一瞬目があっただけなのに。車に乗ってる人から挨拶されるのはさすがに初めてだったのでビックリした。